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狐が憑いて幾日か立った。狐が離れる気配はない。
部屋を離れようとすると一度無理に起きようとして傷が開いた。もう、部屋から離れまいと思った。
酷く泣いていた。悲しくなった。目が赤いのでかすが殿に目に効く薬を頂いて落とした。もう泣かせるなと言われた。
かすが殿とはうまくやっているが、烏とはよく喧嘩をしている。仲良くしろと言ったら、旦那は烏のほうが好きなんだ!!と喚かれた。
ぎゅうとした。それに、そんなに騒いだら傷が酷くなるではないか…。
毎夜子守歌を歌う。
あと少し佐助の傷が良くなったら次の宿へ行こうと思う。
ぎゅうとしてもやわいばかりだ。
部屋を離れようとすると一度無理に起きようとして傷が開いた。もう、部屋から離れまいと思った。
酷く泣いていた。悲しくなった。目が赤いのでかすが殿に目に効く薬を頂いて落とした。もう泣かせるなと言われた。
かすが殿とはうまくやっているが、烏とはよく喧嘩をしている。仲良くしろと言ったら、旦那は烏のほうが好きなんだ!!と喚かれた。
ぎゅうとした。それに、そんなに騒いだら傷が酷くなるではないか…。
毎夜子守歌を歌う。
あと少し佐助の傷が良くなったら次の宿へ行こうと思う。
ぎゅうとしてもやわいばかりだ。
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泣けた。
どうしようもない。
止まらぬので外へ出た。
外へ行くと烏が居た。
佐助のところへやった。
佐助・・・・。
部屋へ戻ると佐助が泣きそうな顔をしていた。烏は枕元に居る。
すまぬと思って頭を撫ぜた。手が濡れた。擦り寄ってくるのでそのまま共に眠った。
医者に余りするなとは言われていたが、軽く抱いて眠った。佐助への手紙は紙入れにしまった。ぬるい温度にまた泣きそうになる、頬に口を付けると酷く嬉しそうだった。
明日には、かすが殿が来るからな・・・・と言うとだんなぁと言う。
飴を食わせたことを思い出して歯を磨いてやった。
どうしようもない。
止まらぬので外へ出た。
外へ行くと烏が居た。
佐助のところへやった。
佐助・・・・。
部屋へ戻ると佐助が泣きそうな顔をしていた。烏は枕元に居る。
すまぬと思って頭を撫ぜた。手が濡れた。擦り寄ってくるのでそのまま共に眠った。
医者に余りするなとは言われていたが、軽く抱いて眠った。佐助への手紙は紙入れにしまった。ぬるい温度にまた泣きそうになる、頬に口を付けると酷く嬉しそうだった。
明日には、かすが殿が来るからな・・・・と言うとだんなぁと言う。
飴を食わせたことを思い出して歯を磨いてやった。
結局、上田には戻らなんだ。
上杉殿の御領地の宿である。
佐助は、よく眠っている。まだ、負ぶって帰るには体力が戻らぬようだ。ここに来るまでにも、幾度か呼気が荒くなった。眠っているときに傍にいると少し落ち着くようだ。髪を梳いてやっていたらかすが殿が参られた。
戻らなくてよかったのか、と言う。
それは、戻りたかったのではないのか、と。
本当のところは上田へ連れ帰ってやりたかったが、よく分からぬ。
戻ってこぬのかと言う。実にありがたく、世話になったがこれを撫でてやっていると戻る気も失せてしまった。
軍神殿からだ、と薬を頂いた。
さすけ、かすが殿が参ったぞ。
少しは楽に成ったか?熱さましを頂いたからな・・・・・。
月が見えるのに雨が降っておるぞ、珍しいな。
接吻してから暫くして顔を見ると佐助が泣いていた。
撫でると余計に止まらず苦しそうである。どうしたらよいのか分からぬ。
佐助、と呼ぶとこちらを見たがなにやらぼうとしている、熱が高いせいかもしれぬと思って、濡れた布巾を額に置いてやると目を閉じた。
口の中も熱かった。
かすが殿に、お前が食わせてやれと薄い粥を渡された。
冷ましながらやると少しだけ食ったが、殆ど何も言わぬ。静かにしておらねばいかぬと言われたのでぎゅうとしてやったら、身体が強張った。そういえば骨が折れていたのだった。
慌てて布団に寝かせたが、ぼんやりとして殆ど何も言わぬ。
額を舐めると随分と汗をかいていた。
手を握って眠っている間が一番安心しているようなので早く寝ればよいと思う。
佐助、帰りたいのなら連れて帰ってやるぞ?
かすが殿には叱られるかもしれぬが、帰りたいのなら負ぶって行ってやる・・・・。
帰るか・・・?
撫でると余計に止まらず苦しそうである。どうしたらよいのか分からぬ。
佐助、と呼ぶとこちらを見たがなにやらぼうとしている、熱が高いせいかもしれぬと思って、濡れた布巾を額に置いてやると目を閉じた。
口の中も熱かった。
かすが殿に、お前が食わせてやれと薄い粥を渡された。
冷ましながらやると少しだけ食ったが、殆ど何も言わぬ。静かにしておらねばいかぬと言われたのでぎゅうとしてやったら、身体が強張った。そういえば骨が折れていたのだった。
慌てて布団に寝かせたが、ぼんやりとして殆ど何も言わぬ。
額を舐めると随分と汗をかいていた。
手を握って眠っている間が一番安心しているようなので早く寝ればよいと思う。
佐助、帰りたいのなら連れて帰ってやるぞ?
かすが殿には叱られるかもしれぬが、帰りたいのなら負ぶって行ってやる・・・・。
帰るか・・・?
佐助の熱が高い。
昨晩、佐助は俺を探しに来たようである。烏が山中で多く騒いでいたので、何事かと思って近づくと佐助が落ちていた。烏が仲間を呼んだようである。一言、かえろう、と言って気を失ってしまった。顔が随分白かった。
抱き上げたところで、かすが殿が恐ろしい勢いでやって来た。この暗いのによくも見つけたものだ。
お前はこいつに何をするきだ!!と怒鳴なられている所に、もういいからさっさと運べ!!と慶次殿が来た。
名前を読んでも佐助は何も言わぬ。
かすが殿に随分と叱られた。触らぬと言う約束で泊まっても構わぬとのことである。
夜中に余りにも苦しそうなので汗を拭いて撫でてやった。
手を握ってやったが、体温が高かった。
昨晩、佐助は俺を探しに来たようである。烏が山中で多く騒いでいたので、何事かと思って近づくと佐助が落ちていた。烏が仲間を呼んだようである。一言、かえろう、と言って気を失ってしまった。顔が随分白かった。
抱き上げたところで、かすが殿が恐ろしい勢いでやって来た。この暗いのによくも見つけたものだ。
お前はこいつに何をするきだ!!と怒鳴なられている所に、もういいからさっさと運べ!!と慶次殿が来た。
名前を読んでも佐助は何も言わぬ。
かすが殿に随分と叱られた。触らぬと言う約束で泊まっても構わぬとのことである。
夜中に余りにも苦しそうなので汗を拭いて撫でてやった。
手を握ってやったが、体温が高かった。