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馬鹿だの信じられぬだの佐助がうるさい。そんなに嫌なら出て行けといったら静かになってしまった。
お館様にはきちんと申し上げたではないか・・・。お館様は、実にすばらしいお方だな・・・佐助・・・。なんだ、拗ねるな、馬鹿、拗ねておろう。

お館様には、佐助にそのようなことはさせたくないときちんと申し上げた。
いくらお館様でも、と申し上げると大層笑われて、もう良いから今宵は佐助と休めと仰られた。
ありがたい・・・・・
頭を下げて下がろうとすると佐助がなにやってんの!?と慌てた。もう休むぞ、と言って腕を引いたがぎゃあぎゃあ煩いので口を吸った。


布団の中で相変わらず佐助がぶつぶつ言っている。
出て行ったほうがいいの?というので、馬鹿と思ってぎゅうとした。


な、あ、佐助、俺と寝るのは仕事ではないのか?
口を吸うてもよいか?

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さ…佐助……その、な………お館様が…お前を一晩借りたいそうなのだ……それで、な……。

……………。
………なぁ、もっとこっちに来い、佐助。な、触れてもよいか?
さ すけ。


な、あ、行くのか……?
それは、その、お館様は、呼んでおられるのだが……。
す、すまぬ……痛かったか?
その、佐助………。
行きとう無ければ、俺が、行って……。
行く、のか………?





嫌だ、佐助、もう少しおってくれ。もっと近う。嫌だ。
なぁ、俺が行ってくるから、なぁ、佐助、佐助、佐助。
あと、少しでよいから。な、
いやだ、佐助。いやだ。
お、俺が行ってお断わり申し上げてくるから、佐助、お前にそのようなことをさせたくない…っ
昨晩、佐助は来なかった。
今か今かと思っているうち、何故か烏が来てくぅくぅ言うので部屋に入れて撫でてやった。
お前も佐助に会いたいのか。
しかし、お館様がお話になりたいそうなのだ。待っていような。
気が付くと目蓋も落ちて、がくっといった気がしたのだが・・・・・。


何故、佐助がおるのだ・・・・・。
以前も同じようなことを・・・・・・・。した、ような・・・・・。
お、い・・・佐助?
烏はどこかへ行ったようであった。
佐助は起きぬ、起こすのもかわいそうだと思ってそのまま撫でていたら幾分か遅くなってしまった。
佐助に大将が来てるんでしょうが!!っと言われた。顔が赤い。かわいいと思ってそのままぎゅうとしたら、更に喚かれた。
かわいい。


若くてよいのぅ、とお館様がお笑いになった。
佐助!!お館様になんということを言うのだ!!


あれは、かわゆうございます。

牡丹餅を食べた折などは大層喜びまして、もうよせと言うのにこそいでまで食うのです。
は? い、今でございますか?あれはあれでございますが・・・・。
はっ、何も変わりませぬ。
の、惚気てなど!!
そ、それは昨夜もともに休みましたが・・・・・。
お、館様!!




遅うございますな、今日は仕事はないと思うしておりましたが・・・・・

かわいいと思って時折撫でる。
佐助が部屋に戻るというので、お前もいればよいと思ってぎゅうとした。
ため息を吐かれる。もう、最近何なんだよ・・・と言うので髪を撫でた。
好いておる
本当だ、と思う。少しだけ首を舐めた。
しょっぱい。
珍しいと思う。珍しい。
なんだ、と思って服を剥ぐ。
佐助があわてるのが可笑しい。
何もないようなのでそのままぎゅうとして寝た。


口を付ける、舌、が、と思う。
佐助が心地よければよいのに。
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