歯が抜けた。

お館様がお呼びであるとのことで、昨晩甲斐へと伺った。

流石お館様！！なんという素晴らしい飲みっぷりであろうか！
お手合わせもいただいて、幸せも極みである。
おおおおおおおおおおっ


……………


して、目が覚めると佐助が居た。
まさか、致してしまったのかと思って検分したが、そうではないようである。
しかし、昨晩は居なかったように思ったのだが………。
一先ず、佐助、と呼ぼうとすると、ごり、という。
何かと思えば、歯が抜けた。
口から血が出る。

佐助が、騒ぐ。
歯なんてどうすんのさ！などと言う。
乳歯であるから構わぬのになぁ。




佐助にやった。