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言うのだそうだな!佐助、うんと甘えるがいい。優しうしてやれば治ると聞いたからな、佐助。
少しならぎゅうとしても大丈夫であろう?な、ぎゅうとしてやるからな。ほれ、もっとこっちに来るのだ、ん?どうだ?少しはよいか?痛まぬか?

佐助、ぎゅうとできて嬉しいぞ、屋敷のな、布団も柔くしてあるのだ。毎日干して待っていたのだ。帰ったら共に寝ような、待っておった、佐助。何だ、どうした?何かあるなら言わねば治らぬ。早よう言うのだ、お前が治ったらしたいことが沢山あるのだからな・・・・。早ようよくなれ・・・・。なんだ?また泣いておるのか?大丈夫だ、ずっとこうしていてやるからな。
さすけ、さすけ、どうしたのだ、何を言ってもよいぞ、何か不安であるのか?俺はどこにも行かぬ。どうした、もう離れたほうがよいのか?違うのか佐助?
食いたいものがあるのか?違うのか?言うてくれねば分からぬ・・・。昨日も痛かったのではないのだろう?何を言ってもいいのだ、佐助、ずっとついていてやるぞ、安心せよ。


軍神殿が、あれはこどもがえりというのですよ、と仰られた。子供に戻って泣くそうである。
やさしくしてやりなさいと言うのでぎゅうとして撫でてやった。
佐助、治らねば帰れぬのだぞ?共に帰りたいであろう?帰ろう佐助、待っておったのだ。
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