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………やっぱり旦那、機嫌治ってねえな。なんか怖いし、今日は目に止まらないとこで護衛するか。
今日も一日睨まれたりその上また一晩中あんなおっかないのといなきゃないんじゃ、ほんと寝込むって。


あー………あばら痛え。
風来坊、早く帰ってくんないかな……
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春が来るのだと聞いた。
左様であろうかと思う。
ほけきょとなくのを佐助はもう聞いたという。
あれにやさしくしろと慶次殿は言う。
おしのも言った。
やさしくした

真田幸村
風来坊におてがみ届けて戻ろうとしたらせっかくだから一緒に行くって言われて連れて来たんだけど、さすがに風来坊連れて烏は無理だから、結局帰り着かなくて途中で一晩宿とっちまった。
一応連絡は入れといたし、まあ上田で前田の若様になんかあっても困るし護衛ってことで。

で、夜明けとともにさっさと馬走らせて来たわけだけど、早く着いたってのになんか旦那がちょう怖いんですけど………

あ、あれ? さっき風来坊連れて来たときはにこにこしてたような気がしたんだけど、なに、あいつこんな短時間でなんか余計なこと言ったの? ちょ、そろそろやばい、と思う、んだけど……

え、これ、旦那を止めるべき? それとも風来坊を追い出すべきなの?
ていうか止めたところで俺様の話きいてくれるわけ?
つうか旦那はご機嫌治ったの?
そもそもなんで怒ってたの?



……………。



ていうか睨まれてんのは俺様のような気がするんだけど気のせいなの?
佐助の顔を見たように思う。
幾分生気が戻っていたであろうか。
随分慌てていた様に思う。
具合が悪いのかと聞いたら違うと言っていた。
明日の午後慶次殿が訪れるそうである。
間に合うか分からぬが、文を持たせた。


幸村

突然のご来訪のお知らせ驚き申した。
近年では稀に見る梅であるとのことぜひお楽しみいただきたい。
庭には、梅もあるゆえ御安心召されよ。
それでは、心よりお待ち申し上げる。
御緩りと。

真田源二郎幸村


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